とりあえず

mixi日記より転載

ここ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1015828
で書ききれんかったので。
まぁ、コミック紹介です。コレもしかして前に書いたか?


木尾士目「陽炎日記」「四年生」「五年生」すべて講談社アフタヌーンKC

現在流行中の「はちみつとクローバー」と同じ、大学恋愛マンガです。さらに、いま何かと話題の「げんしけん」作者が90年代半ば〜連載していた作品。
すげぇ!話題性バッチリじゃん。


えー、全体を一言で言うと「糞リアル派左脳系ラブコメ」。「はちクロ」と違って、全てとおして「胸きゅん(はあと)」ポイントゼロです。心温まるファンタジーも無し。基本ドロドロと後付けの理屈。けどなんか読後の爽快感はある。
以下各作品を簡単に紹介。



「陽炎日記」地方国立大学の恋愛群像。恋愛を考えはじめた頃の「セックスって結局何よ!?」から、体を信用しはじめた頃、そしてまたセックスを信用できなくなる痛みをオムニバスで描く。全話作者のリアルタイム体験に基づくらしい(笑)。ちなみに1話を除き女子の一人称視点なので汚くないです。


「四年生」少しだけ設定を変えて、同じく地方国立大学の恋人同士が主人公。頭はそれなりに良いけど、理屈が先に立って結局NEET臭い男と、本気で弁護士を目指すくらい頭がよくて愛嬌が無くて、でもなんか女臭い女。大学4年生のドタバタと、やっぱり「恋愛って何よ」なはなし。


「五年生」↑の話の続き。なんか「四年生」ハッピーエンドかと思いきや、結局男は履修ミスで五年生に(爆)。遠恋開始。んでもって上の2つよりもっと濃い恋愛談義を4巻にわたって繰り広げるわけです。もうね、このぐだっぐだ感がものすごいリアル。嫌になるくらい。凹んでるときは全巻読み通す気力が湧きません。


高校のときに初見で「ワケがわからんが、大学生ってスゴイ!」と思い、大学のとき読み返して「お!良いじゃん。っていうかこれ芸専棟前の螺旋階段じゃん!」と見直し、五年生になったとき、よせばいいのに読み返して「ぐうぅ」と男泣きしました。あまりに身につまされて。

多分、いま恋愛をしている人が読むと「あーそうそう」と思い当たるところがきっとある。いま恋愛をしていない人は…「あーそうそう、そうだったねー、は は は」とたまには思い出して、カンを鈍らせないようにしましょう。おら、笑っとけ笑っとけ!ははははははははははは


…ぐ、ぐぐううぅ(漢泣)


ちなみに作者は我らが母校の先輩。


こんなんミキシで書いてたら、そら煙たがられますわ。