そろそろ飽きてきましたか?

シークレットマイミクバトンのはなし。
文系なのに原理的な話。個人の名声欲とか「ウザイ」とか「空気嫁」とかのメタ論議は今回無視。
んでもって以下の論は全面的にこの辺の展開を前提にしています。


さて、shibakuさんによれば、俺はどうやら2.5あたりっぽい。

 1.バトンという存在自体が嫌い
 2.バトンはいいけどシークレットバトン自体が嫌い
 3.バトンとシークレットバトンはいいけどマイミクシークレットバトンが嫌い
 4.すべてのバトンを許す

話は変わるけど、当たり前のことを確認しましょう。つまり、


バトンは変容する。


具体例を示します。中野さんの鼻で公開されたシークレットマイミクバトンの中で、いちばん上にあるそしておそらく最もポピュラーな、「Q1.兄にしたい〜」ではじまるアレ。あのバトンがうちにも回ってきました。んで中野さんバージョンとうちに来たバトン、Q13.だけが違うんですよ。



…コレもの凄い問題ですよね?


中野さんバージョン

Q13:こいつ絶対馬鹿だと思う


うちに来たバージョン

Q13:いい友達だと思う


端的に言って ヤ バ イ でしょ。

心根の優しいバカか、それともマイミクに質問内容を知られるとヤバイと思ったヘタレか*1知りませんが、誰かがどこかで質問をサシカエた。そして、それは気遣い*2とはまるで逆の効果をもたらす。そして、それは誰も関知できない。シークレットだから。


公開バトンなら話は簡単。系統樹(例えばコレとかコレ)をさかのぼって、「正統な」質問内容をいつでも参照できる。


シークレットバトンは違う。このバトンがあなたのバトンと同じかどうかは、親子でない限り/にならない限り、分からないという相互不信モードにあるわけです。で、みんながみんな付け合わせしてるか、っていうとしてない。みんな多分「題名が同じなら同じものだ」と思って受容してる。もし、全く別の系統を辿った2つのマイミクシークレットバトンが交差したら? あるいは出自すら全く別の、でも質問数と題名が同じ複数のバトンが出会ったら? 言うまでもなく、そこには相互誤解の悲劇が発生する。shibakuさんがコメント欄との掛け合いで実践しているように!




立ち位置2.5の話。シークレットバトンは文字通りの伝言ゲームで、不可逆だからそこらでバベルになる。相互誤解を多様性ゲームとして楽しめるならまだ良いけども*3、ときにリスキーにすぎるんじゃねぇの? とくにマイミクを名指しするのは。もし誤解によって決定的に関係が悪化したなら、そこで親子関係が結ばれる(付け合わせによって誤解が解消される)可能性はかなり低い。


なんでネットまで来て誤解と人間不信を嬉々として散布せにゃならんのだ。よって2.5。

*1:とくに根拠はないけど中野さんバージョンの方が親側として考えてます

*2:同調圧力ともゆー

*3:エロバトンとか、shibakuさんとこのコメント欄遊びの応用とか