感想文

セクシーボイスアンドロボはどーよ

「(原作を読んで)私はこう思った!」という木皿泉の主張を受け容れられるかどうかですね。 感想 全員が全員、ほぼひとつのメッセージ(世界はもっと複雑で、あなたと世界はどうしようもなく関係している)しか言ってないのを「人間が描けてない」とするか…

「シャッフル」81年/監督:石井聰亙

これはスゴい! スゴいスゴいと聞いてはいたが、こんなにスゴイとは! あらすじ どこ探しても載ってない。のででっち上げ。 何か罪を犯して潜伏している少年(中島陽典)が部屋を出ようとしたところ、張り込みの刑事(森達也)に見つかる。走って逃げる。 そ…

「闇のカーニバル」81年/監督:山本政志

えー。開演が3時半。「眠気を覚ましにくるぜ!」と予告した山本監督も来ず(笑)疲労のピークでございます。 あらすじ 子連れの女性ロック歌手が、子供を男友達に預けて一晩を新宿の街で過ごす…そんだけかい! まぁ、そういう映画です。 これは果てしなくドキ…

「100%の女の子」83年/監督:山川直人

っつーかなげーよ。まだ2本しか紹介してないのに。シンプルにいこう。 あらすじ ねーよそんなもんw えーと。本気で有りません。だって原作春樹だもん(笑) キーワードの方読んでください。id:hatechaさん方面に感謝しつつ。 んー。なんでしょう。75年の映画…

「暗くなるまで待てない!」75年/監督:大森一樹

大森一樹監督といえば、世紀末ゴジラ、な世代なワケですが。 そんなこととは問答無用にイイ映画だ。 まずはあらすじ 神戸の街。自閉的な青年梅田は、ある日喫茶店でちょっと面白い女の子と知り合いになった。彼女は撫子ちゃんといって、前衛美術の創作をやっ…

「闇打つ心臓」80年/監督:長崎俊一

メインねー。 つーかですね、この方面に手を出すと待つのは奈落のみ、というのが分かり切っていたので控えてきたのに。あと、高校・大学と地方にいたのも大きい。東京に住まなければ、少なくとも京阪に住まなければ、映画を語りうる資格は得られない(物理的…

'80s自主映画祭りに行って来た

正確には 『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』公開記念 オールナイト前夜祭「すべてはここから始まった」 ですね。 概要 上映作品は順に下記の通り 「闇打つ心臓」80年/監督:長崎俊一 「暗くなるまで待てない!」75年/監督:大森一樹 「100%の女の子」…

偽史としての音楽体験

いわゆる個性化時代です−日日ノ日キ 聞くことの忸怩−オオツカダッシュ これから音楽に出会う若い人たちへ〜ダッシュ君、そしてダッシュ君と同じ気持ちの人に向けて〜−日日ノ日キ 「渋さ知らズ」で踊り狂う小学2年生は果たしてサブカルなのだろうか・・・−想像力…

『晴れたらポップなボクの生活』の感想文とか書くよ。

基本情報はこちらで確認してくださいな。 まずは招待してくれた某氏の権力と仕事熱心に感謝を。 1800円おごってもらったのと同じだもんなー。デカい。 あと、にもかかわらずその前の飲みおよびスケート疲労かつ踊り疲れ&慢性的寝不足がたたり、舞台あいさつ…

これがゲンダイクオリティかッ!!!!

*1 1/25日刊ゲンダイ(24日売)の1面がスゴすぎる。小泉個人をはじめ、まえまえから世間全般の「主役」に対して呪詛を吐き続けているゲンダイ。堀江元社長逮捕に欣喜雀躍しまくっている。おぼれた犬を叩くのはトーシロー。おれらは叩きまくってミンチにして…

クィーン・コング

『クイーン・コング』を観る。キング・コングの登場人物(コング含む)の性別を全て入れ換えたクソ映画。バカなイタリア人だかイギリス人(まぁやつらは大体バカなんだが、中でもとびきりの)がキングコングの人気を観て「これヒロインを男にして、コングを…

マイメロは

多分もうどっかで散々言われていると思うんだが、マイメロの言動はおばあちゃんのそれに果てしなく近い。「田辺のつる」(高野文子『絶対安全剃刀』所収)を思い出した。 あと、今後[邪悪な気配がするミポ!]をはてブタグで使っていこうと思った。 響鬼はそ…

先週日曜日の購入物(うる憶え)。あるいはうる星にはじまりうる星に終わる。

TAGRO/宇宙賃貸サルガッ荘1,2,4,5 3巻が無ぇ。ヤオイ&萌え漫画誌でエヴァ以降のうる星をやる無謀。『学園ノイズ』と似た立ち位置。4〜5巻の読者総とっかえが見えるようで微笑ましい。 こうの史代/長い道 妙な味わいの新婚夫婦もの。「いい人」を描くの…

この世の中がさぁ、なぁお前、そりゃリンク自由の時代だってこたぁさすがの俺も百も承知だけどなぁ、だが俺も折角の元人文学徒だ。

無断リンク。「知識が足りんのがいかん」「勉強すりゃもっとマシな生活が出来るのに」極論すりゃ「能力が低いヤツは生き残れないよ(生きていてはいけないよ)」と言うのは、あの忌まわしき啓蒙主義ではないのか? まぁ、www自体の発想が、そうか。リンクの…

その名を読めばいい

最近読んだものを思いついた順で。 小田扉『団地ともお』 あらすじ:団地(集合住宅)に住む小学生のともお(かなりのバカ)が日々なんかします。お父さんは単身赴任中で、おかんはものすごいおかん顔です。姉もいます。ほかにも馬鹿な同級生とか変な隣のク…

ガンソードのかんそー

「ッて駄洒落を今日何人が書いてるんだろう」と今日何人書いているんだろう。メタ視点ブログ(古っ!? ぞくっぞくぞくっ)。 それは実に驚くべきアニメでした。 カウボ○イビバップ(驚愕!) と見せかけてロボットアニメ(驚愕!!) しかして実はでこ幼妻萌…

手の目

そーいや、昨日書くのを忘れていたのだが、攻殻機動隊S.A.C.の今週の放送はすごかった。画だけで言えば「現在地上波放送作品の中で一番レベルが高い」のはよく知られるとおり。 手の描写だ。そこだけでセンスの有る無しは判断できる、と美術系の友人に以前聞…

古谷実

なんか先日何とはなしにシガテラに一言だけ触れたんだが、 昨日売りの号で最終回だったらしい。 (雑誌でマンガを読まなくなって久しいのだが、時々こーゆーネタばれ的な情報が否応なく、{LAZREZで言うところの}『交通事故』のように耳に入ってくる。多少…